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2011年12月 2日 (金)

雨上がりのパリ

雨宮塔子さんの新作、読みました


「雨上がりのパリ」 雨宮塔子著

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Domani連載の書き下ろしとなるわけですが、
34歳~40歳まで、1年ごとの章立てになっており
その時著者が感じたことが丁寧に書かれています。


きっと近い年代の方は共感できる部分が多いのではないでしょうか。


彼女の文章は淡々としていますが、やさしく、心に染みる文章です。
寒い日にスタバでカフェモカを飲みながら読む感じです(笑)。


家族を含む自分の周りにいる人をとても大切に思っていることや、
その他日々繊細にいろいろと感じている様子が伝わってきます。


会うことはできなかったけれど、
東京の空の下で同じ空気を吸っていると、
声を聞くだけでも伝わってくるものがある。

それぞれが与えられた場で静かに闘っている。
そうした愛しい姿に帰るたびに勇気づけられる。

~東京の空の下でより~



この地に立つと必死で走っていた二十代の頃が走馬灯のように蘇る。
でもあの時代は決して切り取られた一片ではなくて、
今の、立ち止まることの多い三十代の生活に繋がっている。

~久しぶりの東京、浅草、かっぱ橋より~




パリの生活をこれ見よがしに書くでもなく、
毎日家事、育児に追われながら、
仕事と子育てのはざまで悩み、
自分なりに折り合いをつけている様子が等身大で描かれています。


30歳も半ばになると、いろんな事にいい意味でも悪い意味でも慣れてきて、
仕事や人間関係も含め今までの延長で、
惰性で過ごすことができてしまうように思います。


でもこの本を読むと忙しいながらも立ち止まること、
日々を丁寧に生きていく気持ちが思い出されます。

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